○○感想文記

管理人が日々の中で見たり読んだり感じたりした、あらゆるものの感想をツラツラと書き綴っていく日記です。  

俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長 

 さて、皆さんはライトノベルというものを読んだ事がありますか?
 オタクの道を順調に歩んだ人間にとっては当り前で、「マンガばっかりじゃなくて活字を読みなさい!」と親に叱られた子供が手にして「どうだ!」と威張れるお手軽な小説です。
 およそ、文学とはまるで違ってかけ離れている文庫版アニメとでも説明すれば良いでしょうか…。

 別に嫌っているわけではありません。私もそれで育った人間の一人ですから。

 ただ、それでも昨今のライトノベルには「絶望した!!」と言わざるを得ない気がしています。
 内容を一冊一冊きちんと読みつくしたわけではありません。ただもう、飽和状態にある気がしています。作品が似たり寄ったりで新しい気がしないのです。
 それぞれの作品が典型的なパターン化していると思います。

 その中から自分の趣味にあうものを手に取り、読む。面白いかな?と思うのはあります。ただ買う気にはなりません。本当に小説なのか?と疑いたくなる文章が多いからです。そこに買ってまで読もうという価値を見いだせなくなりました。
 私の人生に多大な影響を与え、今なお買い続けているお気に入りの作家さんですら、あれ、こんなんだったっけ?と思うようになりました。

 さて、本題。

俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長

 というラノベ(ライトノベルの略)が、去る6月初頭に盗作疑惑で回収処分となりました。
 疑惑ってか、あぁ、こんなんでプロデビュー出来るんだって証明しちゃいましたよね。落ちたもんだなと。

 設定をパクった?キャラをパクった?違います。

 この『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』を書いた哀川譲氏は、他のラノベから文章をパクりました。
 類似点数十か所以上。さらには後書きまでパクるといった具合。

 どれだけコピペで済ませてデビューしたんだよと言う話。
 まとめサイトがあるので詳しくはそちらでご覧下さい。
 挙句、この作者「プロ作家としての意識の低さ(以下略」と謝罪文を書いていますが、まだプロ作家気取りかよと突っ込まずにはいられないふてぶてしさです。
 この作品、最終選考で落選してから編集部に拾われるという、ある種のシンデレラストーリーみたいな軌跡をたどっていますが、その結果がコレだよ。

 気付かなかった編集部がどれだけ叩かれているか想像に難くありません。

 挙句、パクられた元の作家さんも「こんな下手な文章パクったって…」という二次災害を受けています。ま、実際上手じゃないと思います。ただ、アニメ化してて、そちらを見ると、繰り返し見たくなるほど物凄く面白いんですよね。
 作品の面白い面白くないは、もはや文章じゃないという事なのでしょうか。
 手軽に読めて簡単で面白ければライトノベルとして成立してしまっています。

 実は阿智太郎氏の時も衝撃的でした。あぁ、こんな知的とは程遠い文章で作家になれるのかと、中学の頃に思った記憶があります。ただ、実際に当時の自分が抱腹絶倒する要素はいくつもありました。
 それは実力として認めざるを得ません。
 ただ、自分が求めたいものとは違いました。それだけです。

 そうやってファンは付いて行くのでしょうが、俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長だけは絶対に許してはなりません。
 ラノベとしての形は保っているかもしれませんが、これはデビューできない素人作家含め、自分の力で書きあげた全ての作家を侮辱するものです。
 もしかしたら物語やキャラは面白いのかもしれません。ですが、これは哀川譲の本であってはいけない。
 どこぞのパクりが得意なお国のようではいけません。

 正直、彼にはもう出てきてほしくありません。

 ですが、現在のラノベ業界を世に知らしめる一つの機会になったと言えるでしょう。
 出版側も腐っているという一つの証拠となったでしょう。



 入れ替わりの激しい情けない日本の首相のように、全てを新規一掃して新たな追い風が吹く事を願います。
 

   BGM LOVE × HEAVEN
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テーマ: ひとりごと - ジャンル: 日記

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